僕にとって「ゴジラ」のイメージは青空が落ちてくる感覚だった。
なんの変哲も無くて、空を見上げれば、飛行機が飛んでいる。よくある日常の１ページだが、その飛行機が落ちてきたらどうなるのだろう、雲が落ちてきたら、空が落ちてきたら。よく子供の頃から空をみたら思っていることだ。その感覚と「ゴジラ」の存在はとても似ているもののような気がする。それらをもとに、突然“神”のようなもの（あるいはどうしようもなく“神”だと思わなければやっていけない）が訪れたと思う瞬間のシーンを切り取った絵だ。もしかしたら自分が「ゴジラ」だったのかもしれない、とすら思うことがある。

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