黒田清桐

応募受付終了しました。

今回ゴジラを自由に表現して良いというテーマでしたので、自分が新たに『ゴジラ』の映画化においてコンセプトデザインをする。ということで考えて描いてみました。

長年にわたって多くの作品が世に出ている『ゴジラ』の翻訳はイメージが強く難しいものでしたが、原水爆に由来する従来の『ゴジラ』から昨今の地球温暖化や自然環境の変化という自然そのものの具現化というイメージを重ねることで消化翻訳しようと試みました。

3・11からこちら、災害は突如として途方もない力を持って人間に降りかかることを実感します。
そこには繁栄を謳歌する人間への警鐘などという意思もなくまた前触れもなく突発的に起こり、大きな爪痕を残します。
私の描いた『ゴジラ』は大きく張り出したエリマキに大気中の微弱な静電気や地球の鳴動など地球自然に由来するあらゆるものを吸収し体内に蓄積した後、エネルギーに変え、目の前にある街や自然に攻撃を加えます。
火災や原発の崩壊などは『ゴジラ』が撒き散らしたものでなく、ただその進行方向にそれらがあったからで『ゴジラ』の意思ではありません。
そのため、私が描いた『ゴジラ』の目は空虚な穴のように意思がなく、無を見つめるように見えます。
また、歯は捕食する必要がないため尖っておらずただ岩のようにそこにあります。

巨大な体は力そのものという筋肉の塊であり、全ての生物の特徴を持ち単細胞生物のように前進を繰り返します。

日本海で出現し、能登半島を通過したのち、長野、群馬、埼玉、東京に迫る『ゴジラ』に自衛隊の徹底抗戦を加えますが人間は止めることができません。
前進を阻むものを徹底的に破壊しながら房総半島を経由し、日本海溝に消えます。
敵としての接触を試みる人間を完全に無視しつつただ通過し、消える『ゴジラ』。
映画にはしづらい部分もあるかと思いますが、そのような自然そのものの脅威として『ゴジラ』を考え描きました。

イラストは大都市を破壊し尽くして前進する『ゴジラ』の一場面と全身像デザインです。
一枚ずつ分けてzipにして送ろうかと思いましたがjpgまたはpngとだけ書かれていて複数点の同時応募をzipにしておくと見てもらえない可能性を考えて念のため一枚絵にしてあります。
審査の時は切り離して並べてみていただいても構いません。

今回この企画に応募できることを光栄に思います。
募集の意図に則した応募になったかわかりませんが、『ゴジラ』作品について東宝関係者各位の皆様と接点を持つことができ大変嬉しいです。
ご縁があればどうぞ宜しくお願いいたします。

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