室井貴人

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タイトル「Aftermath:1954」

初代ゴジラのその後の世界観をポスターにしました。

「ゴジラ上陸による放射能汚染の影響で人が立ち入ることの出来ぬ土地となった東京の街。封鎖され、復興もままならず焦土と化した昭和29年の情景が、街を覆う防壁の中に今も残っている。それに加え、ゴジラを葬り去った”超兵器”の影響により生態系が大きく変化した東京湾一帯、その後のゴジラ研究と除染が進み、ようやく復興の兆しが見えてきた65年後の現在、再び封鎖が解かれようとするが、そこにに広がる光景は・・・そして時を同じくして東京湾の海中からは・・・」
などいろいろ空想が膨らみながら描画しましたが、そんな中なんといってもこの中で一番描きたかったのは、センターに配した”白いゴジラ”です。
水爆実験の影響で変異したといわれる、いわゆる馴染みのある黒いゴジラ像ではなく、地球の奥深く同族と共に安住の地に暮らしている、”ゴジラ本来の姿”を想定して描きました。
”禍々しさ”よりも”神々しく”、”恐ろしい”よりも”畏ろしい”という姿を目指しました。そういった畏怖の対象であるゴジラ像が実際描けているかはさておき、見ていただいた方になにか感じて頂ければとても幸いです。
設定としては、上記に挙げたような物語想定のもと、初代から地続きの”世界観”を描きたいと思い制作しました。
ゴジラシリーズは1954年公開の初代を起点としていくつものシリーズが紡がれてきました。
しかし、初代の”設定”を共有していても”世界観”を全て引き継いでいるものは少なく、その点初代から続く様々な物語たちは全て“リブート”であると解釈できる気がします。
「×メガギラス」ではゴジラは倒されておらず、「機龍2部作」における機龍ことメカゴジラは、もしゴジラの骨は溶けていなかったらという解釈のもと、物語が始まります。
テーマ的にも一番関わりが深い「VSデストロイア」も、それ以前のVSシリーズ(84ゴジラ?)と地続きであることを踏まえると、やはりリブート解釈として良いのではと考えます。
どれも設定や解釈がユニークでワクワクする素晴らしい作品群ですが、ここで私が思い描いたのはあくまで”世界観”の引き継ぎです
ゴジラ災害に見舞われた東京の街は、あの後どうなったのか?
海中に沈んだ博士が命と引き換えに守った超兵器の秘密はあの後、あの世界でどう扱われたのか?など。
ポリティカルな要素を含んだ部分が、ゴジラの最大の魅力だと捉えます。
不穏な動きを見せる現代社会に対し、再び動き出すゴジラとして、よりパワフルな、初代を引き継ぎ・初代を超えるゴジラをイメージして制作した次第です。

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