マシンガン・リュースケ

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「ゴジラVS軍事国家」「死の灰」「ハードな戦争もの」といったテーマで、オリジナルの以下プロットを考案し、それを元にイラストを作成。
冒頭の核攻撃を受けるゴジラをイメージしました。

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新G作品案
2019年2月28日 作:マシンガン・リュースケ

タイトル:ゴジラ・シンドローム

〔ゴジラの基本設定〕
・近未来、架空の全体主義国家:大日本共和国に出現した正体不明の巨大生命体
・目や鼻といった器官が顎の裏に位置しており、標的となる生物(人類)を捕捉しやすいよう進化した身体的特徴を持つ。頭部にも目があり、普段は閉じているが、上空に敵を感知すると開く。
・背びれは1本のみ。全身の中で最も強固な部位で、核攻撃にも耐える。
・尾の先端から胞子を噴射。これを吸い込むと多くの人間は死に至るが、一部の「適合者」は自己再生能力を有したゴジラに類する異常生物へと変化する。
・驚異的な自己再生能力を持ち、身体が欠損しても短期間で修復される。

〔あらすじ〕
近未来、極東の全体主義国家を未知の巨大生命体が襲撃した。核攻撃によりそれは抹殺されたが、生命体が放った胞子により異常生物と化した人間=「適合者」たちが弾圧を受け、政府と対立。レジスタンスとなって抵抗していた。政府軍としてレジスタンスの掃討作戦に従事していた戦闘員Aは、任務中に誤って胞子を吸い適合者となってしまう。そんな中、消滅したはずの巨大生命体が復活し、政府軍の拠点である新首都を目指していた。一方レジスタンスに救われたAは、生命体の出現を予言していた謎の古典映画『ゴジラ』の存在を知ることになる。

〔プロット〕
○近未来、アジアの極東に位置する軍事国家にて
突如未知の巨大生命体が大日本共和国に出現。人口密集地を狙うその生命体は、現代兵器を駆使した軍隊の攻撃をもろともせず、いくつかの都市を蹂躙。その巨体による破壊だけでなく、放射性物質を含んだ熱線によって、多大なる被害がもたらされた。また惨禍を生き残った人々も、尻尾の先端から放出され、人体細胞を破壊する胞子により多くが絶命。更に厄介なことに、胞子を吸い込んだ人間の数パーセントは死に至らず、自己再生能力を持った異常生物へと変化(肌質が黒く硬化するなど身体的な変調もあり)。やがて人間性を失ってしまう彼らを治療する術が見つけられず、危険視されらようになった彼らは次第に駆逐対象となっていった。

通常兵器によって巨大生命体を殺傷することが不可能と判断した政府は、核兵器を使った攻撃作戦を実施。近海にて生命体を捕捉し、これを抹殺した。

○核攻撃後
弾圧政策に反発する適合者や反政府勢力によって組織されたレジスタンスと、政府軍との戦いが激化。レジスタンスは残留放射能や胞子によって健常者では居住不可能となり廃墟と化した旧首都に集結し、豊かな自然が生き残る新首都を拠点とする政府軍と対峙していた。

○旧首都?離島・隔離収容所
政府軍に属する戦闘員Aは、旧首都に残された?あるもの”を回収するため、特殊チームを率いて旧首都に潜入。そこでレジスタンスと交戦状態になり、誤って残留胞子を吸い込んでしまう。彼は死なずに適合者となり、活火山のある離島の隔離収容所へと連行される。そこでは、移送された適合者達を火口で焼却する虐殺が行われていた。

その頃、巨大生命体を葬った海底を調査中の潜水艇が、謎のエネルギー源を探知。そのまま破壊される。

何とか施設から脱出しようとAが試みる中、消滅したはずの巨大生命体が出現。より醜く変貌したそれによって、収容所は壊滅する。Aは隙を見てボートで脱出するが、生命体の放った熱線の爆風で海へと投げ出された。

○旧首都
海岸で意識を失い倒れていたAを、レジスタンスの少年達が救出。そこでAは、適合者の治療を続け、異常生物化の進行を抑制する新薬を開発した医師Bに出会う。Bは健常者でありながら、防毒マスクを身につけレジスタンスと生活をともにしていた。
レジスタンスの子ども達と接する中、巨大生命体の襲撃により妻子を失い、無くしていた本来の人間性を取り戻し始めるA。適合者を治療するBに最初は疑念を抱いていたが、次第に理解を示すようになる。
Bは既に異常変化を引き起こす細胞を殺す新薬を開発していたが、これを投与すれば適合者は死に至るため、健常な人間に戻す方法を模索していた。

○新首都
巨大生命体が沿岸に上陸。首都圏内侵入を阻止するべく2度目の核攻撃が施行されるが、生命体は瞬時にこれを熱線で迎撃。大気圏外で爆発し、包囲していた戦艦や戦車群も破壊される。

○旧首都
Aは政府から回収を命じられていた?あるもの”を発見。それは古い白黒映画のフィルムで、『ゴジラ』と題された怪獣映画だった。その内容は、明らかに巨大生命体=ゴジラの出現を予言していた。
ゴジラの誕生にはかつて政府が行なっていた生体兵器の実験が関わっており、その実験に携わっていた科学者の1人が、その生体兵器がもたらす人類の破滅を危惧し、世間への告発として政府の目に触れないよう密かに制作されたのが、この『ゴジラ』だった。
そして映画にはゴジラを撃退するためのヒントも隠されていたのである。その本体は背びれの中にあり、ここに侵入できるのは高濃度の胞子で満ちたゴジラの体内でも活動可能な適合者のみであると。

○新首都
新生したゴジラに抵抗する術はなく、政府軍は壊滅状態に。行政機能も完全に失われ、ここに大日本共和国の中枢が崩壊する。

新首都の惨状を知ったAは、レジスタンスとともにゴジラを抹殺することを決意。戦闘用のパワードスーツを装着した彼らは顎下の眼球を破り、未知なるゴジラの体内へと突入する。

○ゴジラの体内
骨格はなく、無数の筋繊維で構成されたゴジラの体内。充満する胞子によってゴジラ化が加速する中、背びれ内部にたどり着いたA達は、人間大の幼体ゴジラを発見。それを守る結晶体の攻撃によりA以外のレジスタンスは全滅するが、Aは絶命する直前、Bより譲り受けた抗体ワクチンを幼体ゴジラに注入。幼体が断末魔をあげた直後に巨大ゴジラの身体は崩壊し、塵と化した。そこには、朽ち果てた背びれだけがそびえ立つ。
Aの遺体を見つけたBは、亡骸を乗せたボートに火を放ち、海へと流した。

○数年後、新首都跡地の沿岸
ある日の夜、海に灯籠を流し、レジスタンスを弔う人々の姿があった。

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