第六回目テーマ:「リモートフィルムコンテスト」入賞作品
藤井道人 氏(映画監督)
時代によって後押しされた自由さが、リモートフィルムにはあるんだなと再認識させて頂きました。日々刻刻と変わりゆく中で、自分自身がどのような作品を前向きに撮ればいいか、分からなくなる時もある。ただ、そんな自分を鼓舞して、今までと変わらず丁寧に作品作りを続けたらと思っています。
上白石萌歌 氏(女優)
充実した時間であっという間でした。それぞれのプロフェッショナルの方々と色々な観点で議論が出来て非常にタメになりました。リモート環境で撮影をするというのは孤独な作業だと思います。その中で作品を届けようとするその底力に触れて、私自身も熱量を忘れずに初心に戻ろうと思いました。
いつ撮影が出来るか分からないですし、この環境下でエンタメという定義もどんどん変化していくと思いますが、自分ができること、お芝居をやっていきたいと思いました。
古屋厚 氏(ROBOT プロデューサー)
お一人で圧倒的熱量をもって作り上げた作品、リモートという環境でありながら大勢で作り上げた作品、両方を見られたことが非常にいい経験になりました。今回の応募者の中で映像をお仕事にされている方は少ないかもしれませんが、新しい切り口がどの作品にもあり、選考は非常に悩みました。各受賞した監督とは機会があれば是非お仕事をご一緒させて頂きたいです。
広屋佑規 氏(劇団ノーミーツ 主宰)
劇団ノーミーツも共催として参加させて頂き、どんなリモート作品が集まるのか楽しみにしていましたが、これだけ幅広い作品が揃ったこと自体が希望だと感じました。Zoom以外の手法を用いたリモートの可能性を追求する作品も印象的でしたし、コロナ禍といった限られた状況であっても、私達は新たな表現を見つけることができるのだと、改めて再認識しました。
林健太郎 氏(劇団ノーミーツ 主宰 / 東宝 プロデューサー)
リモート、140秒というかなりハードな制約に対して、逆手にとって楽しんでやろうという姿勢をどの作品からも感じ、一制作者として刺激を貰えました。
この時代になってネガティブなニュースで溢れかえっている今、エンターテイメントが担うものの大きさは日に日に大きくなってきていると思う。だからこそ、制約や逆境にも負けない、目の前のひとりの心を動かす強い作品が生まれるべきだし、自分もつくりたいと思っています。
上野裕平 氏(東宝 プロデューサー)
緊急事態宣言になり不要不急と言われていたエンターテイメントですが、蓋を開けると多くの人に必要とされていることが分かり、勇気をもらいました。
今回、前向きな作品が凄く多かったことが、まず嬉しかったです。こういう状況下でも頑張ろう、と思えるメッセージ性の強い作品も多かったです。
自分自身も今後、グランプリ作品のように、こういう状況でも”その手があったか”と思える、膝を打つアイデアを探していきたいです。
・広屋佑規 氏
リモートという定義の中で“こう来るか!“と作品の世界観に驚かされました。リモートでありながら、あえて一人撮影、ロケに挑戦する試みも面白かったですし、そこにVFXを加えてその世界を表現するアイデアも力強かった。審査員満場一致での選出でした。
リモート制作だからといって、
必ずしも部屋にこもって制作しなければいけないわけではない!…と、
ほぼオールロケで、画面越しのコミュニケーションについてのSFを作ってみました。
人物素材はすべてキャストの自撮り、
主観素材はスタッフの過去のプライベート映像や、
(せっかくリモートなので)遠方に住む友人に生活圏内で撮影してもらった素材も使っています。
(※一部の人物シーンについて、現場の安全確保のためスタッフが別車両にて随伴し、十分な距離を保って撮影に立ち会っている箇所があります)
出演/撮影:橋口勇輝
監督/脚本/編集:針谷大吾・小林洋介
素材撮影:宮川鉄平・鈴木快・高階匠・小棚木俊
・広屋佑規
リモートという定義の中で“こう来るか!“と作品の世界観に驚かされました。リモートでありながら、あえて一人撮影、ロケに挑戦する試みも面白かったですし、そこにVFXを加えてその世界を表現するアイデアも力強かった。審査員満場一致での選出でした。
リモート制作だからといって、必ずしも部屋にこもって制作しなければいけないわけではない!…と、ほぼオールロケで、画面越しのコミュニケーションについてのSFを作ってみました。
人物素材はすべてキャストの自撮り、主観素材はスタッフの過去のプライベート映像や、(せっかくリモートなので)遠方に住む友人に生活圏内で撮影してもらった素材も使っています。
(※一部の人物シーンについて、現場の安全確保のためスタッフが別車両にて随伴し、十分な距離を保って撮影に立ち会っている箇所があります)
出演/撮影:橋口勇輝
監督/脚本/編集:針谷大吾・小林洋介
素材撮影:宮川鉄平・鈴木快・高階匠・小棚木俊
・藤井道人 氏
一部屋という狭い世界観での物語ではあるものの、ルックからカット割り、音まで非常に高いクオリティで制作されていました。インドにお住いのようなので、いつか直接お会いできることを楽しみにしております。僕も頑張ります。
コンセプトの設定から台本、演出そして演技を手がけたマイルス健雄ロボの最初の自作自演作品。ロックダウン以来、インド、ゴア在住を余儀なくされたマイルスが、ニューヨークのリーストラスブルク演劇学校時代の友人たちに呼びかけ、リモートで製作、インドで編集したものです。
自分の決断が、容疑者と人質の生と死を分ける.....そんな予断を許さないシチュエーションに直面するFBIエージェント、マイケル パーク。神経をすり減らすネゴシエーションが続く...緊迫したマイケルの演技にフォーカスを当て、140secondsに挑みました。
Miles Takeo Lobo, Kevin Alvares, Paige Anderson(ボイス)Christooher Spurrier(ボイス)
・藤井道人 氏
一部屋という狭い世界観での物語ではあるものの、ルックからカット割り、音まで非常に高いクオリティで制作されていました。インドにお住いのようなので、いつか直接お会いできることを楽しみにしております。僕も頑張ります。
コンセプトの設定から台本、演出そして演技を手がけたマイルス健雄ロボの最初の自作自演作品。ロックダウン以来、インド、ゴア在住を余儀なくされたマイルスが、ニューヨークのリーストラスブルク演劇学校時代の友人たちに呼びかけ、リモートで製作、インドで編集したものです。
自分の決断が、容疑者と人質の生と死を分ける.....そんな予断を許さないシチュエーションに直面するFBIエージェント、マイケル パーク。神経をすり減らすネゴシエーションが続く...緊迫したマイケルの演技にフォーカスを当て、140secondsに挑みました。
Miles Takeo Lobo, Kevin Alvares, Paige Anderson(ボイス)Christooher Spurrier(ボイス)
・上白石萌歌 氏
リモートツールは距離を感じさせないようにするための手段だと思いますが、その距離を利用して作品をつくるという切り口に新しさを感じました。また、歌や音楽の力を感じて清々しくなりました。いつか音楽や映像作品でご一緒させて頂きたいです。
距離が離れていることをポジティブにとらえてみました。文化の違いは多くありますが、日本にいながらもフィリピンの考え方や日常に触れることができて、新たな感覚で制作できました。
監督・脚本・編集・イラスト・作詞:鈴木士 出演:Shaira 音楽:真野恵子 整音:KENSUKE ITOH
・上白石萌歌 氏
リモートツールは距離を感じさせないようにするための手段だと思いますが、その距離を利用して作品をつくるという切り口に新しさを感じました。また、歌や音楽の力を感じて清々しくなりました。いつか音楽や映像作品でご一緒させて頂きたいです。
距離が離れていることをポジティブにとらえてみました。文化の違いは多くありますが、日本にいながらもフィリピンの考え方や日常に触れることができて、新たな感覚で制作できました。
監督・脚本・編集・イラスト・作詞:鈴木士
出演:Shaira
音楽:真野恵子
整音:KENSUKE ITOH
・ROBOT 古屋厚 氏
リモートでの制作環境や短い尺の中に絞り込んだ登場人物とシチュエーションが秀逸でした。キーアイテムとなる小説や主人公の表情など敢えて表現を抑えたことで主人公の置かれた環境など視聴者によって多様な受け取り方ができ、広がりを持つ作品という点で選ばせて頂きました。
誰もが直面する
生きるということの意味を模索し続けている1人の男の話の1シーンです。
【出演】雫 : 竹内 ももこ 誠 : 上本 真央
【監督 ・脚本・撮影・編集】上本 真央
・林健太郎 氏
このご時世になり、滅入ることも多くなった中、純粋に大笑いしました。これぞ、リモートならではのアイデア。これからもリモートに限らず、沢山の人に愛される作品を作り続けて下さい!
様々なリモートサービスがはびこる中、何か新しいサービスはないものかと考えた際、ただでさえ胡散臭いのに現場に来ないでリモートで除霊するサービスがあったら面白いと思い、この作品を制作しました。いわゆるリモートあるあるネタのようなものを除霊作業に置き換えました。
監督:宗像璃比人 企画:鎌田 悠矢
・林健太郎 氏
このご時世になり、滅入ることも多くなった中、純粋に大笑いしました。これぞ、リモートならではのアイデア。これからもリモートに限らず、沢山の人に愛される作品を作り続けて下さい!
様々なリモートサービスがはびこる中、何か新しいサービスはないものかと考えた際、ただでさえ胡散臭いのに現場に来ないでリモートで除霊するサービスがあったら面白いと思い、この作品を制作しました。いわゆるリモートあるあるネタのようなものを除霊作業に置き換えました。
監督:宗像璃比人
企画:鎌田 悠矢